
6月16日のマルヒノトークは「地図と写真とスティルライフ」について。 日替わりマスターは、阿部良寛さんです! 1976 年東京生まれ。立教大学卒業後、映像系専門学校を経て、2001 年より株式会社OMNIBUSJAPAN ポストプロダクション制作技 術部テレシネ課に勤務。2004 年よりフリーランス・フォトグラファ ーとして活動を開始。ヘッドホンや食器、ステーショナリー、家具 など様々なプロダクトの物撮りを中心に、ポートレート、建築、イ ンテリアなどを撮影。広告、雑誌、カタログ撮影などで活動中。
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<マルヒノトーク レポート>
本日のゲストは、阿部良寛さん。
雨の中、有名写真家の写真集を2冊、持ってきてくださいました。

「ファッション写真家によるスティルライフ写真」。
モチーフは化粧品、花や果物、タバコの吸い殻などの静物。
このタイプの写真においては、モチーフのピザや果物をおいしく見せようとするのではなく、構図やライティングによって、魅力的な画をつくりだしているようです。

阿部さん自身が撮影された写真も、見せていただきました。(阿部さんのホームページでご覧になれます。)
繊細なつくりのかんざしは、黒い背景で透けさせて、金属の部分は光らせて。
ヘッドフォンやイヤフォンは、支えなしで立たせたり、金属の映り込みを防いだり。
撮影の裏側には、最終的な写真だけを見ていると素人には想像しきれないような、技術と努力があるようです。

写真家、カメラマンというと、大きくて重いカメラや三脚を持っているイメージがありますが、撮影に必要なものはそれだけではありません。
背景用の紙は、色数はさることながら、反射アリ・ナシのパターンがあります。そして、アクリル板や照明も。スタジオにはたくさんの機材、資材が用意されているそう。
また出張の際には、荷物の多さや機材のから、なかなか寄り道ができません。北海道へ日帰りで行くこともあるのだとか。
ちなみに、データは万が一のことを考えて2つか3つのハードディスクに保存。これも、相当な量になるそうです。

最後におまけで、参加者の方が携わるイベントの告知用写真を阿部さんに撮っていただきましたー!ありがとうございました。